diary

WEB社長日記

元首相に会ってきました(3日目)

金曜日から続いた、講演会3連チャンの最終日。
締めくくりは、ビッグな人物ですよ~!

それは、安倍晋三元内閣総理大臣です。

他にも、TVタックル、たかじんのそこまで言って委員会でおなじみの三宅久之氏、日本教育再生機構理事長の八木秀次氏、コーディネーターに、フリーアナウンサーの梅田淳氏と、そうそうたる顔ぶれで、教育についてパネルディスカッションをされました。

教育現場で実際に起こっている問題や、今後、どのような道徳教育が必要なのか・・・・・

ゆとり教育、家族制度の崩壊、ゆがんだ平等主義、教員の資質、こども手当、詰め込み学習、九九ができない小学生、学力の低下・・・・さまざまなキーワードが飛び出しました。

中でも印象に残ったのが、安倍さんが紹介した、実際に発刊された教科書の記述。

家族について・・・・・おじいちゃんとおばあちゃんは家族と思っているかもしれないが、孫は家族だと思っていないかもしれない。家族の在り方は多様化してきている。

と書かれていたそうです。(今は訂正されたようですが)
核家族化が進んで、家庭の姿は変わってきてるんでしょうが・・・・・・・

家族という概念は薄れ、子供でも個人であり、子供の権利を尊重する風潮にあって、それが、一緒にゴールインする徒競走や、主役が何人もいる演劇会につながってるんでしょうか・・・・。

そして子供には、ありのままでいる権利というものがあって、道徳や思想を頭ごなしに教えるのはよくないという考え方があるらしく、つまりは、子供でも自分で考えて、自分で答えを見つけるのがいいのだというのが今の時代だそうです。

しかし、三宅さんが紹介されていたのですが、江戸時代の話になりますが、会津藩の藩校では、「什」というものがあって、

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%80_%28%E4%BC%9A%E6%B4%A5%E8%97%A9%29

いけないことは、誰が何と言おうといけない!と教えています。

基本的なことは頭ごなしだろうが、ダメなものはダメと叩き込んで、その先は、大人になった時に、自分なりにそれがどういうことなのか考えれるようになるという先生の意見に賛同です。

この話を聞いて、当たり前のことを叩き込まれていない若者が、人の痛みを分からずに、平気で人を傷つけたり、殺傷したりするような悲惨な事件が報道されてますが、とんでもない事件でも、「とりあえずやってみた」というような感覚で犯行が行われるのは、そういうことが影響しているのかもしれないと思ったのは、私だけでしょうか・・・・・・。

また、明治初期なんだと思いますが、外国を数多く回っていたある人(名前は忘れちゃいました)がいて、中国を訪問した時に、道にはあちこちにゴミが落ちていて、婦人が道端でつばを吐いているというような荒れ果てた様子だったそうです。

その後、日本を訪れると、家は小さく、生活は貧しく質素だけれど、家の前までもきれいに掃除され、貧乏でもプライドを持って生きていると日本のことを紹介したそうです。

これが、近代において、日本が発展してこれた要因ではないかと思いました。

長引く不況や、円高、株安など、すぐに解決しないといけない問題が数多くせまっていますが、目の前のことに執着するのではなくて、ゴミが落ちていることを恥ずかしいと思えるような意識を持った日本人を育てていくことが、元気のない日本を再生する鍵になるのかもしれませんね・・・・・

そして、このことは1日目の元気経営のヒケツともつながっていると思います。
講演の中で聞いた、元気な経営をされている社長さん像とかぶるものがありました。

とまぁ、子供はいませんが、教育について深~く考えさせられたタウンミーティングでした。

最後に、やはり日本の総理に上り詰めただけあって安倍先生は、オーラがありましたよぉ!

この3日間で、色んな話しを聞いて、頭の中がパンクぎみですが、とっても有意義な3日間でした。
こうして、思い出しながら、ブログにアップするのも大変なくらいですが、この中から、ちょっとしたことだけでもいいので、これからの人生に生かしていきたいと思います!

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